商品のJANコードを間違えずに調べる方法
最も確実な方法は、現物・仕入先の請求書・公式カタログから出発し、インポート前にコードを検証することです。バーコードを勝手に作らずにカタログを補完する手順を紹介します。
このガイドの内容:
- JAN、GTIN、UPC、バーコードの違いを理解する
- 最も信頼できる情報源からJANコードを調べる
- インポート前にコードを検証する
- バリエーション、コードのない商品、よくあるミスへの対処
- 商品点数が多いカタログの作業を整理する
Square、Shopify、Google Merchant Centerのカタログを補完する必要があるなら、いきなりGoogleで手当たり次第に検索するのはやめましょう。誤って紐付けられたJANコードは、重複データを生んだり、マーケットプレイスをブロックしたり、在庫同期を狂わせたり、レジで間違った商品をスキャンしてしまう原因になります。
現在の用語では、商品識別子はGTINと呼ばれるのが一般的です。日本の現場では今もJANコード(Japanese Article Number)という呼び方が広く使われています。実務上、店舗で売られる商品はバーコードの下に印字された13桁の数字を探すのが基本です。
1. JANコードが本当に識別しているもの
JANコードは棚にある個々の在庫を識別するものではありません。ブランド、モデル、形状、色、サイズ、内容量など、商品ごとに正確な取引単位を識別します。別々に販売される2つのバリエーションは、それぞれ異なる商品として扱う必要があります。
簡単な例:黒Tシャツのサイズ M と同じ黒TシャツのサイズLは、サイズが実際の販売バリエーションであれば同じJANコードを共有すべきではありません。180gと500gのキャンドル、単品とは別に販売される2個セットについても同じ考え方です。
自問すべき質問:顧客がこの商品をオンラインで注文したとき、このコードで正確に正しいバリエーションを発送できるか?
2. JANコードを調べる最も確実な方法
時間を節約:仕入先の商品ページから始める
商品ページのURLを貼り付けるだけ。ツールがページ上の公開データを取得し、Shopify、PrestaShop、WooCommerce、またはJSON形式でのエクスポートを準備します。
URLから商品ページを作成 →バーコードだけ調べたい場合は、無料のバーコード検索ツールをご利用ください。商品URLを貼り付けるだけで、JAN/GTIN、ブランド、商品名を取得できます。
信頼度の高い順に作業を進めましょう。目的はJANコードらしく見える数字を見つけることではなく、その商品に正確に対応するコードを見つけることです。
まずは現物から確認する
商品を手に取り、パッケージを裏返してバーコードを探し、ハンディスキャナー、スマートフォンのカメラ、レジのスキャナーで読み取ります。コードが破損している場合は写真を撮り、下に印字された数字を手入力してください。
アパレルや雑貨の場合は、下げ札、縫い付けタグ、仕入先の袋、ポリバッグも確認しましょう。仕入先によっては配送用の梱包材にしかコードを印字していないことがあります。
次に仕入先の書類を確認する
請求書、納品書、発注書、仕入先のExcelファイル、PDFカタログを開きます。JAN、GTIN、バーコード、barcode、UPCといった列名を探してください。
必ずメーカー型番、モデル名、バリエーションと突き合わせて確認しましょう。商品がロット、カートン、消費者単位で存在する場合、仕入先の1行に複数のコードが含まれることがあります。
ウェブ検索は照合のためだけに使う
マーケットプレイスや検索エンジン、競合の商品ページは、仕入先から得られるデータが少ないときに役立ちます。ただしこれらは照合用の情報源であり、自動的に正しいとは限りません。マーケットプレイスの商品ページには、コピーされた、差し替えられた、または近いバリエーションに紐付いたJANコードが記載されていることがあります。
検索は「ブランド + メーカー型番 + 色 + サイズまたは形状」という厳密な組み合わせで行いましょう。見つけたコードが正確なバリエーションと一致しない場合は、疑わしいデータをインポートするより、その項目を空欄にしておく方が安全です。
3. インポート前にJANコードを検証する方法
カタログにJANコードを貼り付ける前に、3つの簡単なチェックを行いましょう。
| チェック項目 | 理由 | 対応 |
|---|---|---|
| フォーマット | 余計な文字が1つあるだけでインポートが失敗します。 | 数字のみを残す。JAN-13なら通常13桁。 |
| バリエーション | 同じモデルでも複数のコードが存在することがあります。 | サイズ、色、容量、ロット、梱包形態を確認する。 |
| 情報源 | 根拠のないデータは後から修正しにくくなります。 | 写真、仕入先の明細、公式リンクを保存しておく。 |
4. 商品にJANコードがない場合はどうする?
手作り品、小ロット生産品、リファービッシュ品、店舗で組み合わせたセット、古い在庫、梱包なしで届いた商品など、コードが印字されていない商品もあります。この場合、類似商品のJANコードを流用してはいけません。
ブランド品を転売する場合は、まず仕入先に商品ファイルを依頼しましょう。自社商品の場合、公式コードの発行はGS1を通じて行います。社内レジ専用の商品であれば、社内SKUを使えることが多いですが、そのSKUはマーケットプレイスが認識するGTINの代わりにはなりません。
やってはいけないこと
インポートを「通す」ために13桁の数字を適当に生成しないでください。そのコードはすでに別の企業や別の商品に割り当てられている可能性があり、スキャン時、登録時、マーケットプレイスでの販売時にエラーとして表面化します。
5. 商品点数が多いカタログの処理方法
商品が20点であれば手作業でも対応可能です。200点や2,000点になると、データ整備プロジェクトとして組織的に取り組む必要があります。
- 現在のカタログをエクスポートし、SKU、商品名、仕入先、ブランド、バリエーション、既存のJANコードを含める。
- 仕入先ごとにグループ化して、請求書や購入書類と照合する。
- 信頼度レベルをマークする:スキャン済み商品、仕入先請求書、仕入先カタログ、照合済みのウェブ情報源、不明。
- 稼働中の商品から優先的に処理する。実際に売れている商品、Google Merchant Centerやマーケットプレイスに出品する商品から着手する。
- 使用した情報源の履歴を残す。半年後に同じ検索を繰り返さずに済みます。
Refectでは、請求書や仕入先ファイルからこの作業を高速化できます。ツールが商品行を抽出し、参照情報を保持したまま商品ページを準備し、SquareやShopifyへの同期前に重要な項目を確認・検証できます。
6. 避けるべきよくあるミス
- 商品のJANコードとカートンコードを混同する:物流用カートンには販売単位とは異なる識別子が付いていることがあります。
- 近いバリエーションのJANコードをコピーする:同じモデルでも同じサイズ、色、形状とは限りません。
- ネットで見つけた最初の結果をそのままインポートする:メーカー型番を確認しないまま取り込んでしまう。
- 根拠なしに既存のJANコードを上書きする:新しいコードが確定するまでは古いコードを残しておく。
- 先頭のゼロを忘れる:ExcelやCSVからインポートする際、特定の形式で発生しやすいミスです。
よくある質問
JANとGTINは同じものですか?
日常的な運用では、多くの現場で実質的に同じものとして扱われています。GTINは現在使われているより一般的な用語です。JANは今もEAN-13/JAN-13バーコードの下に印字されたコードを指す言葉としてよく使われます。
商品写真からJANコードを調べることはできますか?
写真にバーコードがはっきり写っている場合、または信頼できる情報源と照合できるだけの正確な型番が特定できる場合は可能です。マーケティング用の写真だけでは通常不十分です。
ShopifyやSquareで販売するにはJANコードが必要ですか?
店舗内販売のみであれば必須とは限りませんが、スキャン、正確なインポート、Google Merchant Center、マーケットプレイス、ツール間の同期には強く推奨されます。
複数のサイズに同じJANコードを使えますか?
それらのサイズが別々に販売されるバリエーションであれば使えません。取引上の各バリエーションは、あいまいさなく識別できる必要があります。